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2010年11月

10.【幼少年活動】鳥取中部消防局管内で「消防フェア」を開催ほか〔釜石〕

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鳥取中部ふるさと広域連合消防局


約600人の園児等が参加
 鳥取中部ふるさと広域連合消防局では、平成22年8月31日に管内の保育所及び幼稚園を対象にした消防フェアを開催しました。
 例年羽合消防署の単独事業で開催される消防フェアを今年は日本防火協会の支援を受け中部防火委員会との共催による消防フェアを開催し20施設から約600人の園児等が参加し盛大に開催できました。
 この消防フェアは「見て・触れて・体験」を主眼において実施し、はしご車等の消防車の見学、放水体験、煙体験、地震体験及び園児による合唱や太鼓の演奏、消防職員による防火寸劇などを行い大変好評でした。当日は、連日気温35度を超える猛暑の中であったが、園児たちは元気よく楽しく参加し、この消防フェアを通じて消防への理解が深まり、防火意識の高揚を図ることができました。
 今後もこのような機会を通じて次世代を担う子供たちへの防火・防災教育を行い、火災による被害を少なくし地域防災力を高めていく必要性があります。


放水体験

猛暑の中、園児たちは元気よく参加
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岩手県 釜石大槌地区行政事務組合消防本部

 当釜石大槌地区行政事務組合消防本部は釜石市と大槌町の1市1町で構成され、岩手県沿岸の陸中海岸国立公園のほぼ中央に位置する、海と山に囲まれた風光明媚な自然に恵まれたところにある人口5万6千余人、消防職員108名の中規模の消防本部であります。
 今回の第12回消防ふれあいフェスティバルが開催された大槌町は、故人作家「井上ひさし」のNHK人形劇「ひょっこりひょうたん島」の発祥地として名をとどろかせ、今後も大いに発展が期待される町であります。
 平成22年9月30日(木)午前10時から12時まで大槌町内にある海づくり記念公園を会場に、主催「釜石地区幼少年婦人防火委員会」・共催「(財)日本防火協会」により、440名の幼年消防クラブ員と指導者、保護者、消防関係者が一堂に会し、楽しく遊び、ふれあいのなかで防火思想の高揚を図ることを目的に華やかに行われました。


クラブ全員で「火遊びはしません!」
 【第1部】は幼年消防の集いをテーマに、開会宣言に続き私立幼稚園園児の遊戯、「インフィニテイー」及び「こども八木節おどり」が可愛さの中にも、たくましく、元気よく披露され会場いっぱい拍手喝采が響きわたりました。
 釜石地区幼少年婦人防火委員会会長から、「火事をださないように火の用心に注意しましょう」とのあいさつがあり、8園代表園児と全園児の大きな声での唱和による「火遊びはしません!」・「火のそばで遊びません!」・「みんなで火事を出さないように気をつけます!」との約束がなされ、同時にはしご車にセットされた「くす玉」から、紙吹雪、風船が舞い散り華やかな開会セレモニーとなりました。


消防車両とのふれあい体験
  【第2部】は見学・ふれあい・体験と題し消防署員による、はしご車からの着色放水を皮切りに、救急救助訓練及び関係者によるバケツリレー、園児と消防自動車との綱引き・煙体験・消防自動車の見学・乗車体験・消防機器等の見学が催され、特に、高さ35mのはしご車からの黄色、緑色、赤色と3色の連続放水訓練には園児から大きな歓声があがりました。
 また、消防車両とのふれあい体験では、消防車に乗ったり、触れたり、お友達やお父さん、お母さん、そして、おじいちゃん、おばあちゃんとの記念写真など、笑顔いっぱいの会場となり、幼年期において、この貴重な体験・感動が子供達にとって防火思想の高揚の一翼になったことを確信するフェスティバルでありました。
 このように、毎年フェスティバルを開催されることは、(財)日本防火協会の支援の賜であり、関係者一同感謝の念に堪えないところであります。

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