HOME  > 防火ネットニュース2月号  > 8.地方からの便り

2009年2月

8.地方からの便り

目次 次頁次頁

(財)日本防火協会 片山会長新春ご挨拶

佐賀広域消防局

 11月8日(土)午前9時30分より、佐賀勤労者体育センターにおいてさが防火フェスタ2008が盛大に開催されました。
 今年は屋外で、はしご車試乗やバルーン搭乗などのイベントを予定しておりましたが、あいにく天候不良の為、屋内での開催となったにも関わらず、子供から年配の方まで幅広い市民の方々に来場していただきました。

水消火器で消火体験
 始めに行われた火災予防ポスターの表彰式では、全国で優秀賞に輝いた神野小4年宮﨑布紀子さんを始め、13名の小・中学生に佐賀広域消防局長らから記念盾が贈られ、展示されたポスターの前で家族と一緒に記念撮影をする姿も見られました。
 また、幼少年消防クラブ員によるステージでは、勇敢な園児が約3メートルのはしごに颯爽と登り、はしごの先端で見事なポーズをとって見せると、息を呑む観客からは盛大な拍手が送られました。その他のイベントでは、意外と知らない消火器の使用法を知ってもらう為に、実際に水消火器を使いモニター上に映る模擬の火災を消火する体験コーナーや、最近よく目にするAEDを、人形を用いて市民の方々に体験してもらう救命講習など、実際に体験することで以前より身近に感じる事が出来たものと思います。

住警器普及PR
 また、法令で設置が義務化となった「住宅用火災警報器」のコーナーでは、実際に手に触れて仕組みや役目などの説明を受けるために沢山の方々に集まっていただきました。既存住宅の設置猶予が平成23年5月31日までという事もあり、みなさん真剣に説明を聞き、熱心に質問をする方もいました。
 当日は、幼少年婦人防火クラブ員・消防団・消防職員、そして沢山の市民の方々が共に楽しみながら、防火・防災についてこれまでよりも身近に感じてもらい、意識を高めることが出来たものと思います。


このページの上に戻る

(財)日本防火協会 片山会長新春ご挨拶

静岡県 磐田市少年女性防火委員会


少年消防クラブ員による安全宣言
 11月9日(日)にJA遠州中央農協本店駐車場にて磐田市少年女性防火委員会・磐田市・磐田市消防本部主催、財団法人日本防火協会共催の「安全防火フェア2008」を開催いたしました。
 会場には特設ステージと30のコーナーを設け、少年消防クラブ代表者による安全宣言に始まり、安全コーナーでは防災用品の展示やミニパトカーの試乗などを実施。防火コーナーでは、ポンプ車放水体験、119番通報体験、燃焼実験や、磐田市女性防災クラブによる防火紙芝居などが行われました。なかでも、梯子車の搭乗体験は大人気でフェア終了まで順番待ちの列は途切れる事がありませんでした。

ロープ渡過体験
 メインステージでは、磐田市出身の漫才コンビヴィレッジの漫才や大道芸人ピエロのタッくんがジャグリングを披露し、抽選会にはJリーグジュビロ磐田の選手2名もかけつけ会場は大変盛り上がりました。
 当日は、あいにく小雨が降り肌寒い日となりましたが多くの市民、少年消防クラブ員が来場し消防職員や各関係団体の人たちと親睦を図ることができ、各種コーナーを体験して防災・防火意識の高揚が図られた事を来場者の声から確信しました。


ちびっ子消防士の放水体験
 最後は市民の皆様の安全防火を祈願して、防火委員長とほかの方々による餅投げにてフェアは終了しました。


このページの上に戻る

(財)日本防火協会 片山会長新春ご挨拶

島根県 松江市消防本部

 火災予防図画コンクールは管内の子供達を対象に図画や塗り絵の募集を行うことで、幼少期からの防火思想育成を目的として行っている事業です。今回このコンクールが記念の20回を迎えることと、松江が開府400年祭を迎えていることに合わせ、松江城での消防梯子車写生会を実施しました。それに加え、前年度から行っている消防車を希望のあった小学校へ持って行き、写生を行う消防車出向写生会も引き続き実施しました。
 このコンクールの表彰式を全国秋季火災予防運動初日の11月9日に「119番の日記念式」と題して行いました。併せてこの式典では、松江開府400年祭マスコットキャラクターのあっぱれくんを一日消防長に起用しました。
 式典の中で、そのあっぱれくんからコンクール入賞者へ表彰を行ったり、式典会場の近くで消防梯子車の展示を行うなど、思考を凝らした式典としました。また表彰後は消防音楽隊による演奏会を実施し、入賞者以外にもたくさんの方に来ていただけるような催しとしました。
 こういった取り組みの結果、多くの子供達やそのご家族、小学校、幼稚園、保育所の先生方と交流を持つことができ、地域の防災意識育成及び啓発という点で非常に効果的な事業になったと感じました。


一日消防長に任命「あっぱれくん」

火災予防図画コンクール表彰式

このページの上に戻る

(財)日本防火協会 片山会長新春ご挨拶

秋田県少年婦人防火委員会


県総合防災課三本木防災監の挨拶
 「平成20年度秋田県自主防災組織育成指導者研修会」を11月11日(火)に県南部の湯沢市、11月13日(木)に県北部の鹿角市で開催しました。当日は、両研修会とも、自主防災組織のリーダーや自治会長など多数出席したほか、消防本部や県及び市町村の防災担当者等の参加もあり、約200名が参加する盛大な研修会となりました。
 開会にあたり、秋田県総合防災課の三本木宗基防災監が阪神淡路大震災の惨状、自治体や防災関係機関の対応状況について、パワーポイントによる写真映像を交えながら説明し、自主防災組織の重要性・必要性を訴え、「災害に強い地域を作るために、自主防災組織の組織率を向上させる必要があり、ご出席の各般による一層のご理解・ご努力をお願いしたい」との挨拶がありました。
 研修会では、講師として秋田地方気象台菊地予報官をお招きし、「ゲリラ豪雨」などについて講演をいただいたほか、秋田県からは河川砂防課員、総合防災課危機管理専門員による専門的な講演があり、熱心にメモを取りながら聞き入る参加者の姿が見られました。
 また、湯沢市における研修会では、地元の自主防災組織「湯沢西地区・水害から生活を守る会」会長の奈良昭夫氏から、結成の経緯や運営状況を講演いただき、自主防災組織の結成を目指す自治会長等から「結成のために参考になる講演であった」との声が聞かれました。

地元蟹沢自主防災会の寸劇
(鹿角市会場)
 鹿角市の研修会では、地元の「蟹沢自主防災会」が発表し、同自主防災会員らによるユーモラスな寸劇を交えた活動状況の説明がありました。会場のあちらこちらから笑い声が聞かれる賑やかな講演となりましたが、出席者から「蟹沢自主防災会のチームワークの良さと、防災活動には普段からのコミュニケーションが大切なことを実感させられた」との声が多く聞かれました。
 秋田県の自主防災組織の組織率は、平成20年4月1日現在、63.4%と全国平均を下回っていることから、災害に強い地域の実現を目指し、県をはじめ各市町村や関係機関・団体が組織率の向上に取組んでおります。今後も、皆様の御支援、御協力をお願い申し上げます。


このページの上に戻る

(財)日本防火協会 片山会長新春ご挨拶

三重県 名張市消防本部


非常食の炊き出し試食コーナー
 秋季全国火災予防運動の最終日となる11月15日(土)、市の農作物等のイベントとの共催で、『名張市消防フェスティバル』を開催しました。このイベントは、子供から大人まで『見て・聞いて・体験しながら』防火・防災知識を高めてもらい、火災根絶と災害からの人命損傷事故の撲滅を目指し、毎年開催しています。
 当日は雨の影響で、車両展示、ロープ渡過体験、煙体験が中止となったものの、「住宅防火・防災コーナー」で防火・防災品の展示や相談会、既に設置義務化となっている「住宅用火災警報器」の周知と、更なる設置促進を促しました。他に、名張市防火協会による「防火119バザー」及び「ハイゼックス非常食の炊き出し・試食コーナー」も行われ、お昼前にはバザー品及び非常食200食分が無くなるという、雨の影響を感じさせない盛況ぶりでした。

見事な鼓隊演奏を披露
 天候は時間とともに回復し、太陽が時折顔を出し始めたお昼前、名張市幼年消防クラブの『名張よさみ幼稚園』園児が見事な鼓隊演奏を披露し、詰め掛けた大勢の観客を魅了しました。そして最後には「火の用心!マッチ一本火事の元!!」と、防火の言葉で締めくくっていただきました。
 この鼓隊演奏と午後のローカルヒーローショーには、名張消防が有する『119団アンシンダー』が出動し、昨年11月9日(119番の日)のデビュー以来1周年を迎えたこと、市内の保育所・幼稚園・小学校へ訪問し幼少年期からの「防火啓発」、また物品販売店や各種イベントに出動し「防火及びAEDの啓発」などの活動内容を報告しました。

防火啓発に活躍119団アンシンダー
 現在では一緒にダンスを踊ってくれたり、イベントには必ず来てくれている追っかけの子供や、衣装を真似る子供たちまで居る状況で、この追い風人気に乗って、今後も防火・救急についての啓発活動を実施していくことを誓いました。そして今回『119団アンシンダー』の妹分として、女性消防団が扮する『119団アンシンダーL(エル)』が誕生し、ダンスを披露して会場を沸かせると共に、名張市消防フェスティバルを盛り上げました。


このページの上に戻る

(財)日本防火協会 片山会長新春ご挨拶

熊本県 山鹿植木幼少年婦人防火委員会

 平成20年11月18日(土)に「消防フェスティバル2008」を開催しました。同イベントは、毎年開催しており、今回で13回を数えます。以前は、総合体育館などの公共施設を会場としておりましたが、昨年からは、平成19年9月に建築された庁舎にて執り行なっております。
 イベント当日は晴天に恵まれ、比較的温暖な気候のもと屋外イベントには絶好の日和となり、多くの来場者を迎えることができました。

鼓笛隊演技披露
 今回のイベント内容は、「伝えるだけ、伝えておきたい」というタイトルで、10時から一部式典と称し、当防火委員会においてその功績が顕著である指導者及び団体を対象として表彰を行い、その後二部式典として、所属団体の出演発表を行いました。今年は7団体の出演があり、時間いっぱいの演奏や演舞を披露していただきました。これと同時に、ふれあい広場として「住警器の展示」や「救助訓練披露」、「梯子車試乗」などのブースを設け、広く一般市民の方と消防が交流していただくように、スタンプラリー形式で開催しました。
 スタンプラリーにおいて、全てのブースをまわった参加者には、記念品として、耐震マット(500個)やホイッスルキーライト(500個)を用意して配布しましたが、イベント終了時には記念品の残数もわずかと、とても好評でした。


住警器展示PR

はしご乗り演技披露

このページの上に戻る

(財)日本防火協会 片山会長新春ご挨拶

福岡県 八女消防本部


熱戦が繰り広げられた剣道大会
 第13回八女地区防火防災少年剣道大会(八女地区防災協会主催、西日本新聞社など後援)が12月6日(土)実施されました。
 雪も降り、手のかじかむ寒さ厳しい中で、管内の少年剣士が集い、低学年の部18チーム、高学年の部22チームが激戦を繰り広げました。
 体はまだ小さく重そうに市内を振り上げ無我夢中に振り下ろすあどけない剣士から、大人顔負けの体格と剣さばきで会場を魅了する高学年の剣士まで、どれも一歩も譲らない白熱した戦いでした。
 今大会を通して、礼節を学びながら健全な育成と防火への関心が高まってくれることを期待します。

餅つきを楽しむ幼年消防クラブ員
 12月11日(木)には防火餅つき大会を行いました。この大会は、八女消防本部管内の幼年消防クラブのクラブ員が年の瀬を迎えるにあたり、年末年始の火災予防の祈願と地域住民の防火に対する意識の向上を目的として行いました。
 この日は、25kgのもち米が用意され、クラブ員たちは餅つきに挑戦。一人で重い杵を元気よく振り下ろすクラブ員は、「よいしょ、よいしょ」の元気な掛け声に合わせて餅つきを楽しんでいました。
 また顔を真っ白にしながらついたお餅を一生懸命まるめ、おしるこやきな粉もちなどにしてみんなで食べました。
 最後にクラブ員たちは、八女消防本部の職員と一緒に「火遊びしません!」と防火のお約束をして餅つき大会を終了しました。

少年消防クラブのパレード
 平成21年の新春を飾る消防出初式が当消防本部管内の市町村で盛大に挙行され、少年消防クラブ員が参加しました。
式典では、消防団員によるポンプ車操法、小型ポンプ操法及び訓練礼式の訓練が披露され、見学するクラブ員は、一糸乱れぬ洗練された動きに「すごい!」の一言、団員の防災に対する熱い心意気を感じていました。式典終了後、街頭パレードに参加したクラブ員は、消防音楽隊の演奏に続いて力強い足取りで行進し、沿道の観衆から地域防災の一端を担うクラブ員に期待を込め多くの拍手が送られました。
 クラブ員は出初式パレードに参加し、消防についての関心を深め、少年期から火災予防の知識等を培い、また、参加者及び来賓者に対して防火意識の高揚を図ることができた1日でした。


このページの上に戻る
目次