1. 7月21日からの山口県を中心とした豪雨災害
中国地方では7月21日からの記録的な豪雨の影響で、土砂崩れや土石流が相次いで発生し、山口県内で死者は16人、行方不明者は1人になった。
豪雨は山口県で21日8時までの1時間雨量が80ミリを超える猛烈な雨を観測し、19日00時から21日19時までの雨量は山口県防府市で313.5ミリ、山口県山口市で294.5ミリなど所により300ミリを超える大雨を記録した。
2. 7月24日からの福岡県など西日本地域の豪雨災害
九州北部などでは7月24日からの豪雨の影響で、土砂崩れなどの災害によって死者は11人、行方不明者は1人となり多数の被害が発生した。
豪雨は福岡市で1時間に114.0ミリ、長崎県の壱岐空港で108.0ミリの記録的な激しい雨を観測した。
中国・九州北部の豪雨による被害状況は次のとおりです。
人的被害 | 住家被害 | 崖くずれ | ||
死者 |
28人 |
全壊 |
33棟 |
1,498箇所 |
行方不明者 |
2人 |
半壊 |
45棟 |
|
負傷者 |
19人 |
一部破損 |
183棟 |
|
|
床上浸水 |
1,851棟 |
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床下浸水 |
6885棟 |
(7月29日発表の総務省消防庁公表資料より)
3. 群馬県館林の竜巻被害
7月27日午後2時10分ごろ、群馬県館林市内で竜巻が発生し、突風により21人が重軽傷を負い、住宅419棟が全半壊するなどの被害が出た。
竜巻は風速33~69メートルの強さで、長さ約6.5キロ、幅50メートルの帯状で同市内を通過し、一瞬の突風により住宅、車両、農作物などに多くの被害が確認された。