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2025年2月

10. 【地方からの便り】洲本、静岡、うるま、井原

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防災映画「マグニチュード」の鑑賞会及び防災出前講座を開催
兵庫県 洲本市由良連合町内会

 令和6年11月23日(土・祝)及び同月30日(土)に、兵庫県洲本市由良連合町内会は、防災映画「マグニチュード」の鑑賞会及び防災出前講座を開催しました。

経緯と概要


 令和6年1月1日に発生した能登半島地震は、改めて自然災害の恐ろしさを広く知らしめるとともに、日頃から有事に備えておくことの大切さを認識させるものとなりました。
 また、令和7年1月17日は、平成7年1月17日に起こった阪神・淡路大震災から30年の節目に当たります。淡路島で暮らしている人たちにとって、阪神・淡路大震災は今でも決して忘れてはいけない震災の記憶です。
 防災映画「マグニチュード」は、震災地である淡路島の洲本市内、中でも由良地区で多くのシーンが撮影されたことで、地元の人たちにとっては今でも思い出深い映画です。
 そのため、防災映画「マグニチュード」に関する権利を保有されている(一財)日本防火・防災協会に了解いただき、洲本市由良連合町内会が主体となって、映画鑑賞の機会を地域の方々に提供するとともに、洲本市が防災出前講座を開催することで、災害に対する注意喚起を行うことになりました。


豊田修 由良連合町内会長の挨拶(11/23)

防災出前講座1(11/23)

参加者の反応


  • 映画撮影時に出演されていた俳優の方々と一緒に撮影した写真をお持ちの方もいらっしゃいました。大切な思い出として、今も大事にしているとのことです。
  • 防災映画「マグニチュード」を鑑賞したことで、改めて震災時の記憶が蘇り、怖かったことを思い出したそうで、日頃から備えておくことの大切さを改めて痛感したそうです。
  • 映画を鑑賞する前に、洲本市の職員が防災出前講座を行ってくれました。その中で昭和南海地震や大型の台風による被害時の写真が示されましたが、その被災状況に驚いたそうです。

 洲本市でも、平成16年に台風第23号により、河川が氾濫し、ため池が決壊するなど、大きな被害が発生したことを思い出し、自助、公助のあり方について、改めて考えるきっかけになったそうです。


防災出前講座2(11/30)

防災映画「マグニチュード」の鑑賞(11/30)
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 以下の内容は(一財)日本防火・防災協会が民間防火組織の拡充・強化を図るため、共催により事業費の一部を助成した行事を掲載しております。

「令和6年度静岡県防火のつどい」を開催
静岡県 危機管理部消防保安課


少年の部金賞作品
 令和6年10月26日(土)、(一財)日本防火・防災協会との共催により、御前崎市民会館にて「静岡県防火のつどい」が開催されました。当行事は、第1部 式典と第2部 アトラクションの2部構成となっています。
 第1部では、防火功労者表彰及び防火ポスター優秀作品の表彰を行いました。当日、会場ホワイエには、佳作を含む防火ポスター作品37点が展示され、幼年・少年消防クラブの皆様が、防火への想いを筆にのせ表現した作品の数々に、御来場の皆様は目を惹かれていました。
 第2部では、地元の保育園や中学校の防火に関するパフォーマンスにより、ホール全体を元気なパワーで盛り上げました。
 県内の防火関係者一同、今後も力を合わせ防火・防災活動を盛り上げていくことを再確認し、今年度の防火のつどいも盛況のうちに幕を閉じました。


令和6年度防火のつどい

防火ポスター優秀作品 展示風景
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「第11回うるま市ふれあい消防フェスタ」を開催
沖縄県 うるま市幼年少年女性防火委員会
うるま市消防本部

 うるま市幼年少年女性防火委員会は、(一財)日本防火・防災協会と共催し、幼児期の防火教育を目的に令和6年11月8日(金)「第11回うるま市ふれあい消防フェスタ」をうるま市具志川ドームで開催しました。
 当日は、生憎の悪天候で当日不参加になる園もありましたが、市内32園、園児・引率者合わせて818名が参加しました。


開会式

煙体験

 開会式では、参加した園児全員が「防火のちかい」を一斉に宣言しました。園児たちは、花火教室や着衣着火時の対応(ストップ・ドロップ&ロール)、煙体験、消防クイズ、バケツリレー、防火紙芝居など8つのブースを通じて、消防との交流を楽しみました。これらの体験を通じて、園児たちは防火の心を育むことができました。


女性防火クラブによる防火紙芝居

花火体験教室

 さらに、会場受付と防火紙芝居のコーナーでは、女性防火クラブが担当しました。そして、これらの活動とともに、防火に関する呼びかけも積極的に行われました。


着衣着火の対処法(ストップ・ドロップ&ロール)

バケツリレー
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「第19回 井原地区防火の集い」を開催
岡山県 井原地区消防本部


式典の様子
 幼年消防クラブ員、少年消防クラブ員、女性防火クラブ員及び地域住民が集い、防火の意識・知識を高め、無火災運動の推進と防火思想の普及を図ることを目的に「第19回井原地区防火の集い」を約400人の来場者を迎え、令和6年11月17日(日)に開催しました。
 9時から行われた式典では、優良女性防火クラブ員表彰、消防写生大会優秀作品の表彰式を実施しました。
 10時からのイベントは、出部保育園幼年消防クラブ員による鼓笛隊演奏、岡山県立井原高等学校書道部による書道パフォーマンスをオープニングセレモニーとして行い、消火体験、災害VR体験、救助体験、煙体験、はしご車搭乗体験など様々な体験ブースを設け、多くの来場者の方々が興味を持ち、楽しみながらも、有事に備える知識を高めてもらうことができました。
 特に「災害VR体験」では、地震や火災などのVR体験をした人から「地震が起きたら何もできない。また実際に火事が起きたら初期消火や避難など大変だな。」という声があがっていました。
 その他、消防職員による「救助訓練の展示」、女性防火クラブ員による「非常食レシピの紹介や非常食の配布」などのブースを設け、見学した来場者からはとても参考になった、また参加したいなど嬉しいお声をいただき、盛会裏に終えることができました。
 無火災運動の推進と防火防災思想の普及を図ることを目的に(一財)日本防火・防災協会との共催で開催している事業ですが、今回も来場者が防火・防災の意識・知識を高められる、有意義な事業になったと考えております。


消防写生大会優秀作品表彰式

出部保育園(幼年消防クラブ)鼓笛隊演奏

消火器体験

はしご車搭乗体験

災害VR体験

非常食レシピ紹介・配布
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