「令和元年度岐阜県女性防火クラブ運営協議会指導者研修会」を開催
岐阜県 危機管理部消防課
会長あいさつ
岐阜県女性防火クラブ運営協議会指導者研修会が令和元年8月23日(金)、北方町ホリモク生涯学習センターきらりで開催され、県内女性防火クラブ関係者など約400名が参加しました。
研修会では本巣郡北方町の女性防火クラブ員が映像を活用して活動内容などを発表すると共に、
敷島産業株式会社の馬場講師により防災食に関する講演が行われました。
ホールのロビーでは空き缶コンロ炊飯に関するパネルや馬場講師が作成されたスリッパ、防災食を作る際に使われる高密度ポリエチレンキッチンパックを展示し、防火防災に対する知識を深めました。
また、清流の国ぎふ女性防災士会 会長 伊藤三枝子氏をお招きし、「暮らしの中から始める防災~小さな積み重ねがあなたを守る~」と題して、
災害を迎えるまでにどのような対策をとるべきか、又、災害発生時にどうすればよいのかなどについて御講演をいただきました。
最後に、日頃から家庭防火の徹底と防火・防災意識の高揚に努めるなどの「防火・防災宣言」を採択し、参加者全員で「岐阜県消防の歌」を斉唱し、盛況に研修会が終了しました。
北方町女性防火クラブ活動発表
防火防災宣言
「女性による防火防災訓練」を実施
栃木県 那須塩原市黒磯婦人防火クラブ連絡協議会
那須塩原市黒磯婦人防火クラブ連絡協議会では、令和元年9月7日(土)に黒磯公園において、「女性による防火防災訓練」を実施しました。
この訓練は、日頃、家庭に居ることが多い女性を対象とし、突然起こりうる災害に対して初動対応ができるように婦人防火クラブ員の防災活動能力を向上させることで、
地域の防火防災活動の担い手として地域住民の安全に寄与することを目的に毎年実施してきました。
今年で5回目を迎えた訓練では709名が参加し、「今までも訓練に参加してきたがさらなる防火防災技術の向上のために」、
「今回初めて参加したが防火防災知識を訓練で学ぶ事が出来た」などの地域防災意識の向上につながる意見が多く聞かれました。
訓練は4つのブースに分かれて消火訓練、救出及び搬送訓練、応急手当訓練、通報及び土嚢訓練を実施しました。
消火訓練では、バケツリレーや放水、煙体験を実施しました。救出及び搬送訓練では、てこの原理で重量物を持ち上げて救出する訓練や、
物干し竿と毛布・Tシャツを使用しての簡易担架の作成、ロープを使って日常で使える結索訓練を実施しました。
救出訓練の様子
搬送訓練の様子
応急手当訓練では、止血法や身近にある物を使用しての固定法等を訓練しました。通報及び土嚢訓練では、
携帯電話を使用しての119番通報を行い臨場感のある通報訓練ができました。同時に、手の空いている参加者へ住宅用火災警報器の設置義務化から十年が過ぎ交換時期であることや連動型住宅用火災警報器の説明を行いました。
また、土嚢訓練では、一人での土嚢作成要領や積み方を訓練しました。
応急手当訓練の様子
住警器説明の様子
イベントとして今回招待した地元の認定こども園の園児と保護者に参加してもらう競争形式でのバケツリレーを開催し、
消防団チーム・婦人防火クラブ員チームと競争することで、楽しみながら若い方たちにも防火防災に興味を持ってもらえるような取り組みをして会場は盛り上がりました。
イベントのバケツリレーの様子
給食訓練の様子
最後に、給食訓練としてどこの家庭にでもあるインスタントラーメンを使いいろいろな味のインスタントラーメンをまぜてのミックスラーメン作りや、
ジャガイモを蒸かした非常時でも簡単に作れる食材を利用した調理を行い、参加者全員で試食しました。
婦人防火クラブ員は、「家庭にあるもの」を使用し、女性にできる事を真剣に行い、とても有意義な訓練をすることができました。