岩手県 宮古市田中自治会防災担当
防炎布で作成した腕抜き2種類
宮古市田老の田中自治会では、35世帯全戸加入の自治会活動のひとつとして、これまで津波防災を主に取り組んできました。
近年は、市あるいは県の内外を問わず焼死者がでる住宅火災が多く発生していることから、各世帯への住宅用火災警報器の設置を進めてまいりました。
当自治会では次の取り組みとして、調理中にこんろの火が衣服に燃え移り、やけどをする危険性があることから、防炎布の活用を試みました。
日本防火協会の方々のお世話で防炎生地の手配をいただき、自治会活動の一環として「腕抜き」を2種類作成し、地区の方々の協力のもと、全世帯に配りました。
腕抜きを着用した写真 作成には同自治会員の主婦ら約20人が参加し、ミシンで防炎布を縫い合わせ、両端にゴムを入れて完成させました。腕抜きは、手首から肘まで覆うサイズと手首のみ覆うミニサイズの2種類。
防炎製品の腕抜きは、隣接する他地区の方々(特に高齢者)からの希望もあったことから、希望者には配布し、大変喜んでいただきました。
広島市安佐南区自主防災会連合会
自主防災会員等700名が参加 1月17日(土)安佐南区民文化センターにおいて、自主防災会員等約700名が参加して研修会が開催されました。
この研修会は、昨年(平成20年)2月1日に発足した安佐南区自主防災会連合会が主催し、区民一人ひとりが「わが身は自分で守る。わがまちは自分たちで守る」という防災の原点に立って、日頃から災害に対する心がけ、訓練の必要性等を学び、区民の防災意識の向上と災害に強い区民づくりを目指して実施されました。
基調講演では、「土砂災害について」広島大学大学院総合科学研究科准教授 海堀正博先生の講演がありました。土砂災害発生のメカニズム、誘因となる豪雨の見方等わかりやすく解説され、「生きたい、生かせたい、助かりたい、助けたい」という気持ちが合わさって防災のつながりと講演され、参加者からは機会を作って、再講演の要望が数多く寄せられております。
続いて、活動紹介として「伴地区自主防災会連合会の活動について」安佐南区自主防災会連合会(伴地区自主防災会連合会)の原田照美会長が、「わが町の防災マップ」「災害訓練(夜間宿泊訓練等)の実施」などの事例がビデオを交えて紹介され、特に夜間宿泊訓練などの本番さながらの訓練に、参加者は極めて実効性の高い訓練と評価、自分たちの防災会に取り入れたいと話していました。
基調講演を行う海堀先生
普及啓発の寸劇で住警器をPR
その他、第31回全国消防職員意見発表出場職員(安佐南消防署 静川徹哉)の意見発表、広島市安佐南消防団の女性団員による住宅用火災警報器の普及啓発の寸劇を行いました。
この研修会に参加された方々の「基調講演」及び「活動紹介」のアンケート調査結果では、92%の方が「参考になった」と答えられており、改めて人とひととの繋がり、自主防災会の重要性を再認識し、自主防災会の活動を通じて地域の「安心と安全」のために頑張っていきたいとの声が多数聞かれ、本研修会の所期の目的を達成できました。
愛知県 豊橋市消防本部
住警器設置状況のアンケート実施 平成21年2月15日(日)、豊橋市向山町(向山緑地内梅林園)において防火ふれあいキャンペーンを開催しました。
このキャンペーンは、春季火災予防運動重点目標の一つである住宅防火対策推進の広報活動で、豊橋市女性防火クラブ連絡協議会の参加協力のもと、うめまつり会場内で実施しました。
会場では、消防職員によるおしるこ接待の他、マスコットキャラクター「ヒケッシー」との記念撮影、住宅用防災機器等展示、女性防火クラブ員による住宅用火災警報器設置促進活動に加え、市消防音楽隊やカラーガード隊のホワイトシーガルズによる演奏演技などを実施しました。
おしるこには長蛇の列ができ、用意した800食はすぐになくなるほどでした。女性防火クラブ員は住宅用火災警報器設置状況のアンケートを行い、約200世帯から回収できました。当日は穏やかな日和に加え、梅の花もほぼ満開で、来場者もお年寄りから子供まで幅広く、盛況のうちに終えることができました。
住警器の設置促進をPR
マスコットキャラクターと記念撮影